ゲーム ネタバレストーリー まとめ

ゲームのストーリーを詳細にまとめています。続編をプレイする時などに役立てて下さい。このブログにはネタバレ要素が多く含まれています。

ドラゴンクエストⅢ | そして伝説へ

それは主人公が16歳になる誕生日のことであった。
「おきなさい、おきなさい、わたしの可愛い主人公や。」


「おはよう、主人公。もう朝ですよ。」
「今日はとても大切な日。主人公が王様に旅立ちの許しを頂く日だったでしょ。」
「この日のためにお前を勇敢な男の子に育て上げたつもりです。」
「さあ、母さんについてらっしゃい。」


主人公は母親に城の前まで連れられて来た。
「ここから真っ直ぐ行くとアリアハンのお城です。」
「王様にちゃんと挨拶するのですよ。さあ、いってらっしゃい。」


玉座の間でアリアハンの王様に会う主人公。
「よくぞ来た!勇敢なるオルテガの息子、主人公よ!」
「すでに母から聞いておろう。そなたの父、オルテガは戦いの末、火山に落ちて亡くなってしまった。」
「しかしその父の跡を継ぎ、旅に出たいというそなたの願い、しかと聞き届けたぞ。」
「そなたならきっと父の遺志を継ぎ、世界を平和に導いてくれるであろう。」
「敵は魔王バラモスじゃ!世界のほとんどの人々は未だ魔王バラモスの名前すら知らぬ。」
「だがこのままではやがて世界は魔王バラモスの手に。」
「それだけはなんとしても食い止めねばならぬ!」
「主人公よ!魔王バラモスを倒してまいれ!」
「しかし一人ではそなたの父、オルテガの不運を再びたどるやも知れぬ。」
「町の酒場で仲間を見つけ、これで仲間たちの装備を整えるがよかろう。」


主人公は50Gと武器防具を受け取り袋に入れた。
「ではまた会おう、勇者主人公よ。」


城の兵士に話を聞く。
「お城から西、海づたいを歩くと岬の洞窟があるそうです。」


城にいる老人に話を聞く。
「盗賊バコタの作った鍵は簡単なドアをすべて開けてしまうそうじゃ。」
「そんな鍵があったら、あんなこととかそんなとこに入れてしまうのう。」


城の兵士が言う。
「かつて町中を荒らした盗賊バコタも今は牢の中よ。わっはっは。」


牢の前で盗賊バコタに話を聞く。
「くそー、あのナジミの塔の老人め!」
「このバコタ様を牢なんかに閉じ込めてオマケに鍵を持っていってしまいやがった。」
「盗賊の鍵があれば赤い扉を開けられたのに。ちくしょう!」


城の兵士に話を聞く。
「噂では岬の洞窟からナジミの塔に行けるとか。」
「ま、確かめたわけじゃないけど、みんなそう言ってるから多分本当じゃないの。」


主人公はルイーダの酒場で3人の仲間を見つけ、4人のパーティーで旅を進めることにした。


アリアハンの城を出て北へ進むと、レーベという村があったので立ち寄ることにする。
村人に話を聞く。
「あんたらは旅の人かね。ほう、アリアハンから来なさったか。」
「まさかあんたも魔法の玉を探しに来たのではあるまいね。」
「人は何故、皆見知らぬ土地へ出ていこうとするのかのう。」


主人公はアリアハンの城から西に歩き、岬の洞窟へやって来た。
洞窟を進んで行くと、奥はナジミの塔につながっていた。
ナジミの塔の最上階に老人がいた。
「おお、やっと来たようじゃな。そうか、主人公というのか。」
「わしは幾度となくお前に鍵を渡す夢を見ていた。」
「だからお前にこの盗賊の鍵を渡そう。受け取ってくれ。」


主人公は盗賊の鍵を手に入れた。


「ところで主人公よ。この世界にはそなたの性格を変えてしまうほどの影響力のある本が存在する。」
「もしそのような本を見つけたら気をつけて読むことじゃな。」
「ではゆくがよい、主人公よ。わしは夢の続きを見るとしよう。」


主人公はナジミの塔を降り、一度アリアハンの城下町に戻った。
手に入れた盗賊の鍵を使い赤い扉を開け、町の人に話を聞く。
「魔法の玉を使えば旅の扉の封印が解けるそうじゃ。」
「たしかレーベの村に魔法の玉の研究をしておった老人がいたと思ったがな。」


他の町人にも話を聞く。
「魔法の玉とは爆薬のような物で、壁を壊したりするのに使えるそうですよ。」


主人公はレーベの村に行き、盗賊の鍵を使い、魔法の玉を研究している老人に会った。
「ん?なんじゃ、お前さんは。」
「わしの家には鍵をかけておいたはずじゃが、もしや鍵を持っておるのか?」


主人公は頷いた。


「なんと、それは盗賊の鍵!」
「するとお前さんがあの勇者オルテガの。そうじゃったか。」
「であればこれをお前さんに渡さねばなるまい。」


主人公は魔法の玉を受け取った。


「その玉を使えば、旅の扉への封印が解けるはずじゃ。」
「気をつけてゆくのじゃぞ。」
「海の向こうの国々では、アリアハンからの勇者を待ち望んでいるはずじゃ。」
「是非とも彼らの助けになって欲しいのじゃ。」


レーベの村人に話を聞く。
「ここより東に旅をし、山を越えると小さな泉があるという。」
「かつてはその地より多くの勇者たちが旅立ったそうだ。」


ルーベの村を出て、東にある小さな泉までやって来た。
泉の裏に階段があり、地下へ降りることが出来た。
そこには老人がいた。
「ここはいざないの洞窟じゃ。じゃが階段は石壁で封じられておる。」


主人公は石壁の前で魔法の玉を使った。
大きな爆発が起き、洞窟の入り口を塞いでいた石壁が崩れ落ちていく。
洞窟の地下へと続く階段に行けるようになった。


洞窟の奥へ進んで行くと、旅の扉があり、入ると別の大陸にワープすることが出来た。
地図を見てみるとアリアハンの大陸よりかなり北西にある大陸までワープしたようだ。
ワープ先の旅の扉のすぐ側に城があったので入ってみる。
そこはロマリアという城だった。
ロマリアの城下町では魔王が世界を滅ぼすのではないかという噂でもちきりだった。
ロマリアの城内に入り、商人に話を聞く。
「北のカザーブからくる途中、魔物に襲われて荷物をみんな落としてしまいました。」
「なんとかロマリアに着いたものの、もう商売上がったりですよ。トホホ・・」


兵士に話を聞く。
「カザーブの村のはるか西にシャンパーニの塔がそびえている。」


ロマリアの王様と話をする。
「よくぞ来た。勇者オルテガの噂は我らも聞き及んでおるぞよ。」
「頼みがある。カンダタという者がこの城から金の冠を奪って逃げたのじゃ。」
「もしそれを取り戻せたなら勇者と認めよう。さあ、ゆけ!主人公よ。」


ロマリアを出て北へ向かうと、カザーブという山に囲まれた小さな村があった。
村人に話を聞く。
「この村より北に行くとノアニール。西に行けばシャンパーニの塔があります。」


別の村人にも話を聞く。
「私はカンダタを追ってここまで来た。」
「なんでも何処かの塔に逃げ込んだらしいのだが。」


酒場で客が話してるのを盗み聞きする。
「だからね、その村はエルフを怒らせたために村中を眠らされたわけ!」
「噂ではノアニールの西の森の中にエルフたちが隠れ住んでいるそうよ。」


主人公はカザーブ村を出て西に向かい、シャンパーニの塔に入った。
シャンパーニの塔を登っていくと、最上階にカンダタがいた。
「よくここまで来られたな。褒めてやるぜ。」
「だが俺様をつかまえることは誰にもできん。さらばだ!わっははは!」


主人公の足元に落とし穴が仕掛けられていた。
主人公は階下に落とされてしまった。
急いでカンダタを追いかけ、なんとか追いつくことが出来た。
「しつこい奴らめ、やっつけてやる!」


カンダタは主人公に襲いかかってきたが、返り討ちにした。


「まいった!金の冠を返すから許してくれよ!な!な!」


首を横にふる主人公。


「そんなこと言わずにさ。許してくれよ!な!な!」


主人公はカンダタを許してあげた。


「ありがてえ!あんたのことは忘れないよ。じゃあな!」
カンダタは金の冠を残して逃げていった。
主人公は金の冠を奪い返すことに成功した。


金の冠をロマリアの王様に渡しに行く。
「おお、主人公よ!よくぞ金の冠を取り戻してくれた!」
「そなたこそ真の勇者!一国の国王としても相応しい人物じゃ!」
「そなたらのさらなる活躍を期待しているぞよ。ではゆくがよい。」


主人公はカザーブ村の北にあるノアニール村へと向かった。
ノアニールの村人は皆眠っているようだ。
一人だけ起きている老人を見つけ、話を聞く。
「おお、どなたか知りませぬが、どうかエルフたちに夢見るルビーを返してやってくだされ。」
「夢見るルビーを探してエルフに返さなければ、この村にかけられた呪いが解けませぬのじゃ。」
「エルフの隠れ里は西の洞窟のそば、森の中にあるそうじゃ。」


主人公はノアニールの西の森の中にあるエルフの隠れ里に向かった。
エルフと話をする。
「ここはエルフの隠れ里よ。あ、人間と話しちゃいけなかったんだわ。ママに叱られちゃう。」


老人がいたので話を聞く。
「ノアニールの村の皆が眠らされたのはわしの息子のせいじゃ。」
「あいつがエルフのお姫様と駆け落ちなんかしたから。」
「だから息子にかわって、こうしてあやまりに来ておるのに。話さえ聞いてもらえぬ。」
「ああ、わしはどうすればええんじゃ!」


エルフの女王と話をする。
「あなた方人間が、このエルフの里に一体何の用です?」
「なんですって?ノアニールの村の。そう、そんなこともありましたね。」
「その昔、私の娘アンは一人の人間の男を愛してしまったのです。」
「そしてエルフの宝、夢見るルビーを持って男のところへ行ったまま帰りません。」
「所詮エルフと人間。アンは騙されたに決まっています。」
「多分夢見るルビーもその男に奪われ、この里へも帰れずに辛い思いをしたのでしょう。」
「ああ、人間など見たくもありません。立ち去りなさい。」


エルフの隠れ里の南に洞窟があり、奥へ進むと地底の湖に祭壇があった。
宝箱が置いてあったので開けてみると、夢見るルビーが入っていた。
さらに宝箱には書き置きが残されていた。
主人公は書き置きを読む。


「お母様。先立つ不幸をお許し下さい。」
「私たちはエルフと人間。この世で許されぬ愛なら、せめて天国で一緒になります。 アン」


エルフの女王に会いに行く。
「その手に持っているのは夢見るルビーでは?」
「なんと、アンと男は地底の湖に身を投げたというのですか?」
「おお、私が二人を許さなかったばっかりに。」
「わかりました。さあ、この目覚めの粉を持って村にお戻りなさい。」
「そして呪いを解きなさい。アンもきっとそれを願っていることでしょう。」
「おお、アン。ママを許しておくれ。」
「あなた方にはお礼を言わねばなりませんね。けれど、私は人間を好きになったわけではありません。さあ、おゆきなさい。」


主人公はノアニールの村に入り、目覚めの粉を手のひらにのせた。
目覚めの粉は風に舞い上がり村をおおっていった。
そして人々は目覚め始めた。


一人だけ眠っていなかった老人と話をする。
「おお、聞こえる、聞こえるぞい。人々のざわめきが。」
「どこのどなたか知らぬが、なんとお礼を言ってよいやら。やれ嬉しや。」


目覚めた村人に話を聞く。
「ああ、オルテガ様。行ってしまわれたのですね。しくしく。」
「オルテガ様は森で魔物に襲われていた私をこの村まで連れて来て下さったのです。」
「あのたくましいウデ。でもオルテガ様は昨日、お一人で旅立ってしまいました。」


宿屋に泊まっている旅人に話を聞いてみる。
「俺は世界中を旅して多くの戦士たちを見てきたが、あのアリアハンのオルテガこそ、真の勇者と言えるだろう。」
「なんと!そなたはあのアリアハンの勇者オルテガの息子さんか!」
「オルテガはつい昨日までその隣の部屋に泊まっていたはず。」
「確か魔法の鍵を求めてアッサラームに向かうと言っておったが。」
「しかしそれが本当に昨日のことであったか・・」
「おかしなことに何年も眠り続けていた気がしてならぬのだ。」


旅人に話を聞く。
「ええと、旅の途中でこの村に立ち寄ってそれから・・どうしたんだっけ。」
「それはそうと、昔アッサラームで魔法の鍵の噂を聞いたことがある。」
「アッサラームはロマリアの東だ。それにしても俺は一体。」


主人公はロマリアの東にあるアッサラームの町に向かった。


町人に話を聞く。
「あなた知ってますか?西の砂漠にはイシスという国があるそうですよ。」


別の町人と話をする。
「何年くらい前だったか、あの勇者オルテガが鍵を求めて南へ向かったらしい。」
「しかしオルテガならたとえ魔法の鍵がなくても道を切り開いたであろう。」
「俺もあの男のようになりたいものだ。」


旅をしている兵士に話を聞く。
「砂漠を南に行き、山づたいを歩くと沼地に祠がある。」
「そこの老人が魔法の鍵のことを知っているらしいのだが。」


主人公は西の砂漠の国イシスに向かった。
町人に話を聞く。
「ここは砂漠の国イシス。今は亡きファラオ王の作った国です。」


旅人に話を聞く。
「砂漠の北にはピラミッドと呼ばれる王家の墓があるそうだ。」
「俺も行ってみたいものだが、何しろ何千年も昔からの神聖な建物だからな。」
「下手に近づいたり宝物に触れたりしたら、呪われるに違いないぞ。」


イシス城の女王に会いに行った。
「皆が私を褒め称える。でも一時の美しさなど何になりましょう。」
「あなた方の無事を祈っています。」


砂漠の国イシスを出て砂漠を南に歩き、沼地にある祠に入った。
中には老人がいた。
「魔法の鍵をお探しか?」
「鍵は砂漠の北、ピラミッドに眠ると聞く。」


主人公はピラミッドに向かった。
ピラミッドに仕掛けられた罠をかいくぐり、なんとか奥へと進む。
ピラミッドの中心部にたどり着くと宝箱があり、中には魔法の鍵が入っていた。
するとどこからともなく不気味な声が聞こえる。
「王様の財宝を荒らすものは誰だ。我らの眠りを妨げるものは誰だ。」


突然マミーとミイラ男に襲われるが、返り討ちにした。


ピラミッドを無事脱出し、西に向かって歩いていくと魔法の鍵で開く関所があった。
関所を通り先へ進むと、ポルトガという港町があった。
町人に話を聞く。
「ここの王様は胡椒が大好きだ。はるか東の国では安く手に入るそうだが。」
「胡椒のためだけに東へ危険な旅をする者もおるまい。」


王様に会いに行く。
「はるか東の国では黒胡椒が多くとれるという。」
「東に旅立ち、見聞したことをわしに報告せよ。」
「胡椒を持ち帰った時、そなたらを勇者と認め、わしの船を与えよう!」
「この手紙を東への洞窟に住むノルドに見せれば導いてくれるはずじゃ。」
「ではゆけ!主人公よ!」


東の洞窟に住むノルドを訪ねる。
「わしはホビットのノルド。旦那がたは何だね?さ、出てゆきなされ。」


主人公はポルトガ王の手紙を読んだ。
「親愛なるノルドよ。この手紙を持つ旅人をバーンの抜け道へ案内してやってくれ。 ポルトガ王より」


ホビットのノルドが驚く。
「ふむ、すると旦那がたは東へ行きたいのかね?」
「ふむ、他ならぬポルトガの王様の頼みとあらば。さ、ついて来なされ。」


ホビットのノルドは洞窟の壁に体当たりを始めた。
「さ、お通りなされ。これがバーンの抜け道への入り口じゃ。」


バーンの抜け道を通り、東の大陸へと渡った主人公。
さらに東へ進むとバハラタの町に着いた。
町人に話を聞く。
「黒胡椒?それならこのすぐ南の店で売ってるよ。」


南の店の前にいた旅人に話を聞く。
「私は胡椒を買いに来た。だが娘をさらわれたとかで商売をしてくれない。困ったことだ。」


胡椒店の主人に話を聞く。
「旅の人、まあ聞いてくだされ。」
「わしの可愛い娘、タニアが悪党どもにさらわれてしまったのじゃ。」
「そこにおる若者がタニアの恋人のグプタ。」
「わしは2人を結婚させ、店を任せようと思ったのに。」
「あんたらは強そうじゃな。どうかタニアを助けて下され。」


グプタが話に割って入る。
「ボクが行きます!」
「見ず知らずの旅の人に頼むなんて。」
「待ってて下さい。きっとタニアを助け出してきます。」


グプタは走って行ってしまった。
「おお、この上グプタまで捕まったら、わしは・・」


別の町人に話を聞く。
「橋の向こうの洞窟には人さらい達が住んでいるそうだ。」


宿屋に泊まっている旅人が言う。
「北の山奥には転職を行うダーマの神殿があるそうだ。」
「オレもいつかは遊び人・・じゃなくて立派な賢者になってみたいものだな。」


バハラタの町を出て人さらいの洞窟へと向かう。
洞窟の奥に人さらいがいた。
人さらいを倒し、タニアとグプタを助け出す。
「ああ、グプタ!あたし達帰れるのね!」
「ありがとう!勇者さん!」


そこへカンダタがやって来た。
「ふっふっふ。俺様が帰ってきたからには逃しやしねえぜ!」
主人公がカンダタの前に出る。
「うん?なんだ。こんなやつをさらってきた覚えは・・」
「うぬぬ。誰かと思えば、またうぬらか!」
「しつこい奴らめ!だが今度は負けはせんぞ!」


主人公は襲いかかってくるカンダタを倒した。


「まいった!やっぱりあんたにゃかなわねえや。」
「たのむ!これっきり心を入れ替えるから許してくれよ!な!な!」


主人公は首を横にふる。


「そんな冷たいこと言わねえでくれよ!な!な!」


主人公は頷いた。


「ありがてえ!じゃ、あんたも元気でな!あばよ!」
カンダタはそう言うと逃げるように去っていった。


グプタが言う。
「ありがとうございました!この御恩は一生忘れません!」
「さあ、帰ろう。タニア。」


主人公もバハラタの町に戻った。


グプタに話しかける。
「やや、あなたは!助けていただいてありがとうございました。」
「胡椒をお求めですね?では差し上げましょう。お金などとんでもない!」


主人公は黒胡椒を手に入れた。


主人公はポルトガに戻り、王様に会いに行った。
「おお、そなたは確か東の地に胡椒を求めて旅に出た主人公じゃったな。」
「してどうじゃったのじゃ?やはり駄目であったであろう?」


主人公は黒胡椒を渡した。


「な、なんと!持ち帰ったじゃと?」
「おお、これはまさしく黒胡椒!」
「よくやったぞ、主人公!さぞや危険な旅であったろう!よくぞ成し遂げた!」
「その勇気こそ、真の勇者のものじゃ!」
「約束通り、そなたに船を与えよう!表に出てみるがよい。」


主人公は船を手に入れた。


船で南の大陸へと渡った。
ランシールという小さな村があり立ち寄ることにした。
旅人に話を聞く。
「私は最後の鍵を探して旅をしている。」
「しかし鍵を手に入れるにはツボが必要だという。」
「一体どういうことだ?ツボに鍵が入っているのだろうか。」


村の道具屋に消え去り草というものが売っていたので買っておく。
消え去り草を使うと姿を隠してくれるそうだ。


村の北に神殿があり、神官と話をする。
「よく来た、主人公よ。ここは勇気を試される神殿じゃ。」
「たとえ一人でも戦う勇気がお前にはあるか?」


主人公は頷いた。


神殿の奥に洞窟があり、最奥へと一人で進んでいく。
奥には宝箱があり、中にブルーオーブが入っていた。
主人公はブルーオーブを手に入れた。


南の小島にエジンベアという城があり中へ入ろうとすると、衛兵が邪魔をして中に入ることが出来ない。
「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は帰れ!」


主人公は消え去り草を使い姿を隠し、城の中に入り込んだ。
城の中に入ると、すぐに消え去り草の効き目が切れた。


城の中を探索すると、宝箱の中に乾きのツボが入っていた。
主人公は乾きのツボを手に入れた。


城の人に話を聞く。
「この世界のどこかに海の水を干上がらせるツボがあるそうです。」
「え?この城に?そんな、まさか。」
「そのツボがそうなんですか?へ~。」


別の人にも話を聞く。
「その昔、海に沈んだという祠があるそうです。今は浅瀬になってるとか。」
「何か宝物が眠っていそうでわくわくしますな。」


王様に会いに行く。
「わしは心の広い王様じゃ。田舎者とて、そなたを馬鹿にせぬぞ。」
「ほうほう、乾きのツボとな?そういえば先々代の王が何か地下に隠したと言っておったな。」
「まあ、たいした品ではあるまい。そなたにくれてやろう。わっはっは。」


船で西の海にある浅瀬に向かった。
主人公は乾きのツボを海に浮かべた。
すると海の水が干上がり、祠が現れた。
祠の中には最後の鍵があった。
亡霊がいたので話をする。
「私は古を語り伝えるもの。」
「イシス砂漠の南、ネクロゴンドの山奥にギアガの大穴ありき。」
「すべての災いはその大穴よりいづるものなり。」


主人公は船でダーマの神殿へやって来た。
大神官に話を聞く。
「ここは転職を司るダーマの神殿。職業を変えたいものが来るところじゃ。」


他の神官にも話を聞く。
「はるか東の海にはジパングと呼ばれる黄金の国があるそうです。」
「もしその話が本当なら、なんとしても行ってみたいものですね。」


主人公は船で大陸を探索中、最果ての村ムオルを発見した。
ムオルの村人は、何故か主人公のことをポカパマズという名前で呼ぶ。
「あらポカパマズさん、お久しぶり。」
「ポポタがあなたに会いたがっていたわよ。」


村の女性に話を聞く。
「ポポタはいたずらっこ。こっそり村を抜け出して外へ遊びに行くなんてしょちゅうよ。」
「でもそのおかげで倒れていたポカパマズさんを助けることが出来たんだけどね。」


ポポタと話をする。
「あれ?ポカパマズさん?でもやっぱり違うや。ぼくポポタ。」
「下にある兜はポカパマズさんがお礼にってぼくにくれたんだ。」
「きっとそうなんだ。忘れていったんじゃないんだよ。」


ポポタの隣にいる女性にも話を聞く。
「あなたはもしやアリアハンのお方では?」
「やはりそうでしたか。ポカパマズさまもそこから来たと申しておりました。」
「たしかアリアハンでの名前はオルテガ。」
「まだ赤ん坊の息子を残して来たのが心残りだとそう申しておりました。」


主人公は自分がオルテガの息子であることを女性に告げた。
「なんと!あなたがその息子だとおっしゃられるのですか。」
「なるほど。確かにポカパマズさまに似てらっしゃる。」


ポポタも女性との話を聞いていたようだ。
「あのさ、下にある兜、お兄ちゃんにあげるよ。大きくてぼくかぶれないしさ。」
「お兄ちゃんに使ってもらったほうが兜も喜ぶと思うんだ。」


主人公はオルテガの兜を手に入れた。


主人公は船で旅を続け、テドンという村に着いた。
村にいた兵士に話を聞く。
「テドンの岬を東にまわり、陸沿いにさらに川を上ると左手に火山が見えるだろう。」
「その火山こそがネクロゴンドへの鍵。」
「しかし、よほどの強者でもない限り火山には近づかぬほうが身のためだろう。」


村人に話を聞く。
「魔王は北の山奥、ネクロゴンドにいるそうです。」
「近いせいか、ここまで邪悪な空気が漂っているように感じます。」


牢獄の囚人と話をする。
「おお、やっと来てくださいましたね。」
「私はこの時を待っていました。運命の勇者が私のもとを訪ねて下さる時を。」
「さあ、このオーブをお受け取り下さい。」


主人公はグリーンオーブを手に入れた。


「世界に散らばるオーブを集めてはるか南、レイアムランドの祭壇に捧げるのです。」
「あなたにならきっと新たなる道が開かれるでしょう。」


南東の大陸を探索していると、サマンオサ城があった。
城下町の教会の前に人だかりができている。
「ブレナンよお、お前はいいヤツだったのになあ。」
ブレナンの妻と子供も泣いている。
式に参列していた商人に話を聞く。
「王様の悪口を言っただけで死刑だなんてあんまりですよ!」
「これじゃ、おちおち商売もできませんよ!」


城下町の人に話を聞く。
「多くの人達が毎日牢に入れられたり死刑になっているんです。」
「昔はお優しい王様だったのに。」


老婆に話を聞く。
「王様は夜になると2階で一人で寝ているそうじゃ。」
「城内とは言え不用心だと思うがのう。」


主人公は王様に会いに行った。
「なんじゃ?何処から入ってきたのじゃ?怪しい奴め!」
「この者らを牢にぶちこんでおけい!」


主人公は牢に入れられてしまった。


衛兵がいなくなった後、最後の鍵を使い牢から出て他の囚人に話を聞いた。
「真実の姿を映すラーの鏡というものが南の洞窟にあるそうだな。」
「そしてこの話を人にしたとたん、オレは牢に入れられたのだ。くそ、どうなっているのだ。」


地下には真の王様が牢に入れられていた。
「誰かそこにおるのか?わしはこの国の王じゃ。」
「何者かがわしからへんげの杖を奪い、わしに化けおった。おお、くちおしや。」


抜け道見つけ、牢獄を脱出した主人公はサマンオサの南にある洞窟を探索し、ラーの鏡を手に入れた。


夜にサマンオサ王の寝室へ忍び込み、寝ている王様をラーの鏡で覗き込む。
すると鏡には眠っているボストロールの姿が映し出されていた。


物音に気づき飛び起きるボストロール。
「み~た~な~?生きて帰すわけにはいかぬぞえ。」


主人公は襲いかかってくるボストロールを倒した。


「ぐげげ、お、おのれ!うぐあー!」
ボストロールは消滅した。
足元にへんげの杖が落ちている。
主人公はへんげの杖を手に入れた。


主人公によって偽の王様は倒され、すぐさま本物の王様が助け出された。
そして夜が明けた。


玉座の間で真の王様と話をする。
「再びここに座れるとは思わなかった。心から礼を言うぞ、主人公。」
「そなたらはわしの命の恩人じゃ。気をつけてゆくのだぞ。」


大陸のさらに南を探索すると海賊たちの棲み家があった。
中に入り、海賊に話を聞く。
「なんだ、おまえは。そうか、魔王を倒すってのはお前のことだな?」
「俺たちは7つの海を股にかける男。お前の噂はいろいろ聞いたぜ。」
「オーブを探してる?そういえば昔盗んできたお宝の中にそれっぽいのがあったな。」
「どこへしまったんだっけ。」


海賊たちの棲み家を探索すると、隠し階段を見つけた。
地下に降りると宝箱があり、中にはレッドオーブが入っていた。
主人公はレッドオーブを手に入れた。


別の海賊にも話を聞く。
「昔俺たちは海をさまよう幽霊船を見たことがある。」
「あの時、船乗りの骨なんて持っていたから幽霊船に出くわしたのだろう。」
「骨はグリンラッドのじじいにくれてやったよ。」


女のおかしらと話をする。
「女のあたいが海賊のおかしらなんておかしいかい?」
「ルザミの島を知ってるかい?ここから南に行ってちょいと西のほうさ。」
「あたいら以外であそこを知ってるヤツは、まあいないだろうね。」
「ところであんた、魔王を倒すために旅をしてるって本当かい?」
「もし倒せたあかつきには、ぜひまた寄ってくれよな。」


主人公はルザミの島にやって来た。
島の入口に女性がいた。
「ここはルザミ。忘れられた島ですわ。」
「あなたの前に旅人が訪れたのはもう何年前のことだったかしら。」


島には天文台があり、最上階に男性がいた。
「地面は本当は丸くてぐるぐる回っているのです。」
「地面が回っているからお星様やお日様が動いているように見えます。」
「でも誰も信じてくれず、私はこの島に流されました。」
「しかし、それでも地面は回っているのです。そして丸いのです。」
「というわけで、この島より南に進むとある北の氷の大陸には、おかしな老人の住む小さな草原がありました。」
「今も住んでいるでしょうから、よく探してみなさい。」


島には小さな小屋があり、そこには予言者が住んでいた。
「わしは予言者。そなたらがここに来るのをずっと待っておった。」
「魔王の神殿はネクロゴンドの山奥。やがてそなたらは火山の火口にガイアの剣を投げ入れ、みずからの道を開くであろう。」


商人がいるが売るものがないという。
「せっかく来ていただいたのに売るものが何もありません。」
「そうだ。私が昔聞いた噂をお売りしましょう。」
「ガイアの剣はサイモンという男が持っていたそうです。」
「お代?いりませんよ。」


主人公は東の国ジパングへたどり着いた。
国の人に話を聞くと、近々、南の洞窟に住むやまたのおろちという怪物に、やよいという女性を生贄に差し出すという。


ジパングの女王ヒミコと話をする。
「なんじゃ、お前は。」
「答えずともよいわ!そのような出で立ち。おおかたこの国の噂を聞き、外国からやって来たのであろう。」
「愚かなことよ。わらわは外人を好まぬ。」
「そうそうに立ち去るのじゃ!」
「よいな!くれぐれもいらぬことを言わぬが身のためじゃぞ。」


主人公が倉庫のツボを覗き込むと、中にやよいが入っていた。
「お願いでございます!どうかお見逃しを!」
「せめてもう一時、生まれ育った故郷にお別れを告げさせて下さいませ。」


主人公はジパングの南にある洞窟に入り、奥に棲むやまたのおろちを倒した。
やまたのおろちは旅の扉を使い逃げていった。
主人公も旅の扉に入り、逃げたやまたのおろちを追いかける。
すると、ヒミコの屋敷に転送された。
目の前にヒミコが倒れている。
ヒミコは声を出さず、頭の中に直接話しかけてきた。
「わらわの本当の姿を見たものはそなたたちだけじゃ。」
「だまって大人しくしている限り、そなたを殺しはせぬ。それでよいな?」


主人公は首を横にふった。


「ほほう、そうかえ。ならば生きては帰さぬ!食い殺してくれるわ!」
やまたのおろちが再び襲いかかってきたが返り討ちにする。
やまたのおろちの足元にパープルオーブが落ちていた。
主人公はパープルオーブを手に入れた。


ヒミコが大蛇だったという噂はまたたく間に国中に広まっていった。
そして夜が明けた。
国中の人々が喜び、主人公に感謝した。


西の大陸にある草原に一人の老人がいた。
ここに町を作りたいと言うので主人公はルイーダの酒場で商人を探し、連れてきてあげた。
その商人は一生懸命働き、町を大きくしていった。
ある日、商人にイエローオーブを買わないかという話が持ち込まれた。
商人は主人公の事を思い、大金を出してイエローオーブを買った。
さらに大きく成長した町を主人公が訪ねた時、商人はイエローオーブを無償でくれた。
主人公はイエローオーブを手に入れた。


北の氷の大陸に小さな草原があり、そこに老人が住んでいた。
老人にへんげの杖を見せる。
「おお、それはへんげの杖!わしも欲しかったのじゃ。」
「ものは相談じゃが、この船乗りの骨と杖をとりかえっこせぬか?」


主人公は頷いた。


「なんと、まことか?なんでも言ってみるものじゃ。では船乗りの骨を渡そう。」


主人公はへんげの杖と船乗りの骨を交換した。


船乗りの骨を使うとくるくると回転し、幽霊船の場所を指した。
船乗りの骨の指す方向に船で移動すると、幽霊船を発見した。


幽霊船の中にエリックという男性が倒れていた。
「オリビア、もう船が沈んでしまう。君にはもう永遠に会えなくなるんだね。」
「でも僕は永遠に忘れないよ。君との愛の思い出を。」
「せめて君だけは幸せに生きておくれ。」


主人公はエリックの愛の思い出を手に入れた。


バハラタの北の岬にかつてオリビアという女性が恋人の死を苦にして身投げした岬があった。
夜にその場所を船で通ると、どこからともなく悲しげな歌声が聞こえてきた。
主人公はエリックの愛の思い出を使った。
エリックとオリビア、二人の愛の思い出が辺りを暖かく包み込む。
オリビアの亡霊が現れた。
「ああ、エリック!私の愛しき人。あなたをずっと待っていたわ。」
エリックの亡霊が現れた。
「オリビア、僕のオリビア。もう君を離さない!」


2人の亡霊は嬉しそうに天に昇っていった。


オリビアの呪いが解け、この岬の先にある祠に入れるようになった。
祠にはサイモンの屍があった。
サイモンの屍の側に、ガイアの剣が落ちていた。
主人公はガイアの剣を手に入れた。


主人公はイシス砂漠の南、ネクロゴンドの山奥にあるギアガの大穴にガイアの剣を投げ入れた。
ネクロゴンドの火山が噴火して溶岩が川に流れ込む。
ネクロゴンドの山の中へ入ることが出来る洞窟への道が開けた。


洞窟を抜けるとバラモス城が見えてきた。
しかしバラモス城はさらに高い山々に囲まれている。


バラモス城の前に祠があり、そこに男性がいた。
「なんと、ここまでたどり着くものがいようとは。」
「さあ、このシルバーオーブを授けようぞ。」
主人公はシルバーオーブを手に入れた。


「そなたならきっと魔王を討滅してくれるであろう。」
「伝説の不死鳥、ラーミアもそなたらの助けとなってくれるであろう。」


南西にある氷の島レイアムランドの祠に不死鳥ラーミアの卵が祀られていた。
2人の巫女がその復活の時を待ってる。
祭壇に6つのオーブを捧げると、オーブが輝き、その輝きがラーミアの卵に集まる。


2人の巫女が言う。
「わたしたち、この日をどんなに待ち望んでいたことでしょう。」
「さあ、祈りましょう。時はきたれり。今こそ目覚める時。」
「大空はお前のもの。舞い上がれ、空高く!」


卵からラーミアが甦った。
2人の巫女が言う。
「伝説の不死鳥ラーミアは蘇りました。ラーミアは神のしもべ。」
「心正しき者だけがその背に乗ることを許されるのです。」
「さあ、ラーミアがあなたを待っています。外に出てごらんなさい。」


主人公は不死鳥ラーミアの背に乗り、山に囲まれた竜族の住む城に降り立った。
竜族の女性と話をする。
「女王様はご病気なのだ。しかしお命と引き換えに卵を産むおつもりらしい。」


光り輝く祭壇の前にいる竜族の女性に話しかける。
「ここは天界に一番近い城。」
「もし真の勇者の称号を得たものがいたなら、その光の中で天界に導かれるそうですわ。」


竜の女王と話をする。
「私は竜の女王。神の使いです。」
「もしそならたに魔王と戦う勇気があるなら光の玉を授けましょう。」
「この光の玉で一時も早く平和が訪れることを祈ります。」


主人公は光の玉を受け取った。


「生まれ出る私の赤ちゃんのためにも。」
竜の女王は卵を生み、死んでしまった。


主人公は不死鳥ラーミアの背に乗り、バラモス城に降り立った。
バラモス城の中を進み、ついに玉座の間にたどり着く。
「ついにここまで来たか、主人公よ。」
「この大魔王バラモスさまに逆らおうなどと身の程をわきまえぬ者じゃな。」
「ここに来たことを悔やむがよい。」
「再び生き返らぬよう、そなたらのハラワタを喰らいつくしてくれるわ!」


主人公は襲いかかってくるバラモスを倒した。


「ぐう、おのれ、主人公。わしは諦めぬぞ・・ぐふ!」
バラモスの身体が砕け散った。


どこからともなく声が聞こえる。
「主人公、私の声が聞こえますね?」
「あなた達は本当によく頑張りました。」
「さあ、お帰りなさい。あなた達を待っている人々のところへ。」


主人公はアリアハンに帰ってきた。
王様に報告する。
「おお、主人公よ。よくぞ魔王バラモスを打倒した。」
「さすがオルテガの息子。国中の者が主人公を讃えるであろう。」
「さあ、皆の者、祝の宴じゃ!」


その時、地響きとともに城に雷が落ちた。
どこからともなく声が聞こえる。
「わははは!喜びの一時に少し驚かせたようだな。」
「我が名はゾーマ。闇の世界を支配するもの。」
「このわしがいる限り、やがてこの世界も闇に閉ざされるであろう。」
「さあ、苦しみ、悩むがよい!」
「そなたらの苦しみはわしの喜び。」
「命あるものすべてをわが生贄とし、絶望で世界を覆い尽くしてやろう。」
「我が名はゾーマ。すべてを滅ぼす者。」
「そなたらが我が生贄となる日を楽しみにしておるぞ。」
「わはは・・・」


王様が落ち込んでいる。
「なんとしたことじゃ。やっと平和が取り戻せると思ったのに。」
「闇の世界が来るなど、皆にどうして言えよう。」
「主人公よ。大魔王ゾーマのこと、くれぐれも秘密にな。」
「もう疲れた。下がって良いぞ。」


バラモス城の横に大きな地割れが出来ている。
兵士がいたので話しかけてみる。
「大変だ、ものすごい地響きがしてひび割れが走ったのだ。」
「なにか巨大なものがこの大穴を通っていったようなのだ。」
「そして私の相棒がこの穴に。ああ・・」


主人公はひび割れの中を落ちていった。
すると、そこは町の中だった。
人がいたので話しかけてみる。
「おや?またお客さんか。そうか、あんたも上の世界からやってきたんだろう。」
「ここは闇の世界、アレフガルドっていうんだ。覚えておくんだな。」


少年がいたので話を聞く。
「ここから東に行くとラダトームのお城だよ。」
「あのね、父さんが船なら自由に使っていいって。」


船を使って闇の世界アレフガルドを探索する。
アレフガルドはずっと夜だった。


東に進み、ラダトームにやって来た。
町人に話を聞く。
「魔王バラモスを倒したですって?」
「でもバラモスなど大魔王ゾーマの手下の一人にすぎませんわ。」


他の町人にも話を聞く。
「我らの祖先は、ギアガの大穴を抜け、この地に移り住んだそうだ。」


牢獄にカンダタが捕らえられていた。
「やや、あなたさまは。私です。カンダタです!」
「悪いことは出来ませんなあ。こんな世界に落とされて、今は真面目にやってますよ。」
「そうだ、昔のお礼にいいことを教えましょう。」
「ラダトームのお城には太陽の石ってヤツがあるらしいですよ。」


町人に話を聞く。
「ここアレフガルドは閉じられた闇の世界。ただ絶望があるだけですわ。」


ラダトームの城の兵士に話を聞く。
「この国は精霊ルビスさまが作ったと聞きます。」
「しかしそのルビスさまさえ、魔王の呪いによって封じ込められたそうです。」


別の兵士に話を聞く。
「大魔王ゾーマを倒すなどまるで夢物語だ。」
「しかしかつて、この城にあったという王者の剣、光の鎧、勇者の盾、これらを集められれば、あるいは・・」


城の召使いに話を聞く。
「私がオルテガさまのお世話をしたんです。」
「ひどい火傷をして、お城の外に倒れていて。」
「記憶をなくされたらしく、ついにご自分の名前以外思い出されなかったんです。」


大臣と話をする。
「これまで数多の勇者が大魔王を倒さんと旅に出た。」
「しかし帰ってきた者は誰もおらぬ。そう、あのオルテガさえも。」


王様と話をする。
「うん?見ぬ顔じゃな。そうか、そなたらもまた上の世界から来たと申すか。」
「わしがこの国の王、ラルスじゃ。」
「わしの所に来るまでに人々の話からおおよそのことは聞き及んでいるであろう。」
「もはやこの国には絶望しか存在せぬ。」
「しかし、もしそなたが希望をもたらしてくれるというなら待つことにしよう。」
「ではゆくがよい、主人公!」


主人公はラダトーム城内を探索し、宝箱を発見した。
宝箱には太陽の石が入っていた。
主人公は太陽の石を手に入れた。


ラダトームを出て北へ進むと洞窟があった。
探索すると、宝箱の中に勇者の盾を見つけた。
主人公は勇者の盾を手に入れた。


小さな小屋があり、中には夫婦が住んでいた。
妻と話をする。
「息子のガライには困っていますのよ。」
「歌を歌いながら家を出たまま戻ってきませんの。」


夫と話をする。
「銀の竪琴なら息子のガライが持っていたと思うが。」


階段があり地下へ降りる。
すると、地面に銀の竪琴が落ちていた。
主人公は銀の竪琴を手に入れた。
竪琴を奏でると、敵を呼び寄せる効果があるようだ。


主人公は砂漠の町ドムドーラにやってきた。
町人に話を聞く。
「町を出て南に下り、橋を越えてしばらく東へ旅をするとメルキドの町へ着きます。」
「高い壁に囲まれた町ですからすぐに分かると思いますよ。」


馬小屋の中を探索すると、オリハルコンが落ちていた。
主人公はオリハルコンを手に入れた。


町人に話を聞く。
「吟遊詩人のガライ?ああ、彼ならここから東、メルキドの町だと思います。」


主人公は城塞都市メルキドの町に向かった。


宿屋にガライがいたので話しかける。
「うん?ぼく?僕はガライ。旅の吟遊詩人さ。」
「楽器かい?僕は竪琴専門なんだけどね。家に置いて来ちゃったよ。」
「あの銀の竪琴の音色はちょっと危険なんだ。」


町の人と話をする。
「わしは魔法のチカラで働く人形の研究をしている。」
「巨大な人形を作ってこの町を守らせようと思っておるのじゃ。」
「そうじゃ、そいつの名前はゴーレムにしようぞ。うむ、強そうで良い名前じゃ。」


他の町人にも話を聞く。
「魔王の島に渡りたいなら、この町の神殿に住む老人を訪ねることだな。」


神殿に住む老人に話を聞く。
「魔王の島に渡るには太陽の石、あまぐもの杖、聖なる守り、この3つをたずさえ、聖なる祠へ向かうがよい。」


メルキドを出て南東にある毒の沼地に祠があった。
祠の中に入ると女性の姿をした妖精がいた。
「わたしはその昔、ルビス様にお使えしていた妖精です。」
「主人公はついにここまで来てくれました。」
「わたしの想いを込め、あなたにこのあまぐもの杖を授けましょう。」
「どうかルビス様のためにもこの世界をお救いくださいまし。」


主人公はあまぐもの杖を手に入れた。


主人公は闇のアレフガルドを旅し、リムルダールの町にやって来た。
町の老人に話を聞く。
「噂ではルビス様が封じ込まれた塔に光の鎧があるそうじゃ。」


マイラの村にやって来た。
ジパングからやって来たという刀鍛冶にオリハルコンを渡すと、王者の剣を作ってくれた。
主人公は王者の剣を手に入れた。


村の予言者に話を聞く。
「神は光、魔王は暗闇。」
「神と魔王は遠い昔から戦い続けてきたふたつのチカラの源。」
「もし光の玉があれば魔王の魔力を弱めることが出来ようぞ。」


村人と話をする。
「噂では精霊ルビスさまは西の島の塔の中に封じ込まれているそうだ。」


温泉から南に突き当たった所の地面を調べると妖精の笛が落ちていた。
主人公は妖精の笛を手に入れた。


主人公は船で西の島の塔に向かった。
塔を登っていくと、最上階には石像があった。
主人公は石像の前で妖精の笛を吹いた。
辺りに妖精の笛の音色が響き渡る。
石像が光り輝き、精霊ルビスの封印が解けた。


「ああ、まるで夢のよう。よくぞ封印を解いてくれました。」
「私は精霊ルビス。このアレフガルドの大地を作ったものです。」
「お礼に主人公にこの聖なる守りを差し上げましょう。」


主人公は聖なる守りを手に入れた。


「そしてもし大魔王を倒してくれたならきっといつかその恩返しをいたしますわ。」
「私は精霊ルビス。この国に平和が来ることを祈っています。」


精霊ルビスはどこかへ消えてしまった。
そしてさらに塔を探索すると、宝箱に光の鎧が入っていた。
主人公は光の鎧を手に入れた。


リムルダールから南の島にある聖なる祠へやって来た。
中にいる神官に話しかける。
「ここは聖なる祠。」
「よくぞ来た。今こそ雨と太陽があわさる時。」
「そなたにこの虹のしずくを与えよう。」


主人公は虹のしずくを手に入れた。


主人公はリムルダール北西の岬で虹のしずくを天にかざした。
岬に巨大な橋がかかり、大魔王ゾーマの城のある大陸へ渡る事が出来るようになった。


大魔王ゾーマの城へ入り、玉座の間にたどり着く。
玉座の後ろを調べると、地下へ降りる階段を発見した。
階段を降りて奥へと進むと、一人の男が怪物と戦っていた。
オルテガとキングヒドラが睨み合っている。
オルテガはライデインを唱え攻撃するがキングヒドラにはあまり効いていないようだ。
逆に燃えさかる炎を喰らい、瀕死のダメージを受ける。
倒れ込んだオルテガに主人公が駆け寄る。
「誰か、そこにいるのか・・?」
「私にはもう何も見えぬ。何も聞こえぬ。」
「もし誰かいるのなら、どうか伝えて欲しい。」
「私はアリアハンのオルテガ。今すべてを思い出した。」
「もしそなたがアリアハンに行くことがあったなら、その国に住む主人公を訪ね、オルテガがこう言っていたと伝えてくれ。」
「平和な世に出来なかったこの父を許してくれ、とな・・ぐふ!」


オルテガは息を引き取った。


主人公が生贄の祭壇の前まで来ると、大魔王ゾーマが待ち構えていた。
「主人公よ。我が生贄の祭壇によくぞ来た。」
「我こそはすべてを滅ぼすもの。」
「すべての生命を我が生贄とし、絶望で世界を覆い尽くしてやろう!」
「主人公よ!わが生贄となれい!」
「いでよ、我がしもべたち。こやつらを滅ぼし、その苦しみをわしに捧げよ!」


キングヒドラ、バラモスブロス、バラモスゾンビが次々と襲いかかってくる。
三悪魔を返り討ちにする主人公。


大魔王ゾーマが言う。
「主人公よ。なにゆえもがき生きるのか。」
「滅びこそ我が喜び。死にゆく者こそ美しい。」
「さあ、我がうでの中で息絶えるがよい!」


大魔王ゾーマが襲いかかってくる。
大魔王ゾーマの身体は闇の衣に包まれ、強力な攻撃を放ってきた。
主人公は光の玉を高く捧げた。
辺りにまばゆいばかりの光が広がる。
「ほほう、わがバリアを外す術を知っていたとはな。」
「しかし無駄なこと。さあ、我がうでの中でもがき苦しむがよい。」


再び襲いかかってきた大魔王ゾーマを倒した。


「主人公よ。よくぞわしを倒した。」
「だが光ある限り、闇もまたある。」
「わしには見えるのだ。再び何者かが闇から現れよう。」
「だがその時は、お前は年老いて生きてはいまい。わはは・・ぐふ!」


ゾーマの身体から炎が湧き出し、ゾーマの身体を燃やし尽くす。
主人公はゾーマの城を脱出した。
炎は城へと燃え移り、ゾーマの城は崩れ去ってしまった。


空の上の方で何かが閉じたような音がした。
空を覆っていた闇が消え、アレフガルドに光が注ぎ込む。
アレフガルドに朝が訪れ、人々は喜びあった。


ラダトームの王様に報告する。
「しずまれ、皆の者!」
「主人公よ!知らせを受け、そなたの帰りを待ちかねていたのじゃ!」
「よくぞ大魔王ゾーマを倒した!そしてよくぞ無事に戻った!心から礼を言うぞ!」
「この国に朝が来たのもすべてそなたの働きのおかげじゃ。」
「大魔王が滅びたためなのか、別の世界に通じていた穴は閉じてしまったようじゃが。」
「ここアレフガルドも光ある一つの世界として歩み始めるだろう!」
「すべてはそなたらのおかげ。主人公よ!そなたこそ真の勇者じゃ!」
「そなたにこの国に伝わる真の勇者の証、ロトの称号を与えよう!」
「主人公、いや、勇者ロトよ!」
「そなたのことはロトの伝説として永遠に語り継がれてゆくであろう!」


かくしてロトの称号を受けた主人公は、ここアレフガルドの英雄となる。
だが、祝の宴が終わった時、主人公の姿はもはや何処にもなかったという。
そして彼が残していった武器、防具はロトの剣、ロトの鎧として、聖なる守りはロトのしるしとして後の世に伝えられたという。
そして伝説が始まった・・・


主人公は気がつくと元の世界に戻っていた。
不死鳥ラーミアの背に乗り、山に囲まれた竜族の住む城へ向かう。
祭壇の光の中で、天界に導かれた。
天界の城には王様がいた。
「よくぞ来た。わしがこの城を治めるゼニス1世じゃ。」
「ここまで来れば今少しで神竜に会えようぞ。」
「神竜に会えばどんな願いも叶うというもの。頑張るのじゃぞ。」


城の最上階に神竜がいた。
「ほほう、ここまでたどり着ける人間がいたとはな。」
「私は神竜。天界を治める者だ。」
「いいだろう、ここまで来た褒美にそなたの願いをひとつだけ叶えてやろう。」
「ただし、この私を打ち負かすことが出来たならだ。」
「いくぞ。」


主人公は神竜を倒した。


「見事だ。この私を打ち負かしてしまうとは。」
「久しぶりに心から楽しませてもらったぞ。」
「いいだろう。そなたの願いをひとつだけ叶えてやろう。」


主人公は願った。
「父、オルテガを生き返したい。」


神竜が言う。
「主人公の父、オルテガを生き返して欲しいのだな?」
「では主人公の故郷、アリアハンに戻るがいい。」
「うれしい知らせが届いていることだろう。」
「ではさらばじゃ!」


主人公はアリアハンに戻った。
母親が喜んでいる。
「あ!おかえり!主人公!父さんが、戻ってきたのよ!」
「もう嬉しくって!主人公、ほらちゃんと見て!お前の父さんだよ!」


オルテガと話をする。
「そうか、お前が主人公。ずいぶん大きくなったな。」
「私が旅に出る時は、まだこんなに小さくて。」
「ともかく、今まで心配をかけてすまなかったな。」
「で、今は?」
「なんと!私の後を継いで魔王を倒すための旅を!」
「そうか、そうなのか。ならば何も言うまい。」
「しかし母さんだけにはあまり心配をかけぬようにな。」
「父さんもお前についてまた旅に出たいが、そうすると母さんはまた一人だ。」
「今までのことを思うと、とてもそれは出来ない。」
「老兵は去りゆくのみ。あとのことは主人公、お前に任せたぞ。」
「なーに。今のお前ならたとえ大魔王でもいちころだろう。」