龍が如く

龍が如く7 光と闇の行方

東城会系荒川組組長・荒川真澄は幼少の記憶を思い出していた。 時代劇をしている小さな劇団の女形として所属していた真澄は実の母親・よう子から度重なるDVを受けていた。 劇団の座長を務める父親が庇ってくれるのが唯一の救いだった。 横浜での最後の夜を父…

龍が如く6 命の詩。

遙は日本ドームコンサートを終えた後、入院している桐生のもとに駆けつけた。 ベッドの横で心配そうにしている遥のもとに秋山がやって来た。 「先生に話聞いてきた。」 「桐生さんは大丈夫だ。」 「2週間もすれば退院できるってさ。」 「それにしてもさっき…

龍が如く5 夢、叶えし者

―2010年・沖縄養護施設アサガオ― 芸能事務所ダイナチェアの朴美麗という女社長がアサガオを訪ねてきた。 「あの子を琉球街の本屋で見つけてから一週間、この養護施設のことも、どういう環境で育ってきたのかも全て調べさせてもらった。」 「もちろんあな…

龍が如く4 伝説を継ぐもの

―2010年3月1日 東京神室町― 消費者金融「スカイファイナンス」の代表取締役でキャバクラ「エリーゼ」のオーナー、秋山駿の携帯電話に秘書の花から着信が入る。 「ちょっと、今どこにいるんですか?」 「どうせ会社にいるんでしょ?」 「もう、どうして…

龍が如く3

―2007年1月 東京神室町― 伊達と桐生が墓地で話しをしている。 「あの爆弾が偽物だったとは・・」 「寺田が一番の役者だったな。」 桐生が言う。 「ああ。奴が言っていた通り、高島の事は心から信用しちゃいなかったのさ。」 伊達が言う。 「そうだな。…

龍が如く2

―1980年初頭 東京・神室町― とあるビルの廊下で韓国籍の男に銃弾を浴びせるヒットマン時代の風間。 「謀ったな・・俺が死んでも組織は消えない・・」 「思い知るがいい・・」 男は韓国語でそう言い残して絶命した。 瓦次郎という刑事が風間を追ってビル…

龍が如く

1995年10月1日 午後5時47分 東城会直系堂島組舎弟頭補佐を務めている桐生一馬は堂島組の事務所にいた。 桐生は右手に拳銃を持っており、床には堂島組長が胸から血を流して倒れている。 床に落ちている赤い宝石がついた指輪を拾い上げる桐生。 指輪…