「ねえ、誰かいるの?」 「いるのだったら姿を見せてよ。何か言ってよ。」 そんな人々の声が聞こえる。 一体いつの頃からこの世界を見守って来たのだろう。 僕達は天使と呼ばれていた。 主人公の師匠であるイザヤールという上位天使が主人公に言う。 「天使…
物語は森の中から始まる。 茶色のネズミが森の中を駆け回っている。 ネズミは沢山運動した後、主人公の上着のポケットに入り込んだ。 ヤンガスが主人公を呼んでいる。 ヤンガは主人公と共に旅をしている男性だ。 「おーい、兄貴ー!」 「こんな所で油を売っ…
キーファという金髪の少年が主人公に言う。 「さてと、今日もここに来ることは誰にも言ってないだろうな、主人公。」 「俺達が勝手にここに出入りしてるってお城の誰かにバレたらまずいからな。」 「けど俺は必ずこの島の謎を解き明かして見せるぞ。」 「世…
物語は明け方の森の中から始まる。 焚き火の側で寝ている主人公。 ふと目が覚め起き上がると金髪の女性が話しかけてきた。 「あら?もう目が覚めた?あまり眠れなかったのかしら?」 「無理もないわね。いよいよですものね。」 「ところで彼、どこまで見に行…
物語は玉座の間から始まる。 パパス王が落ち着かない様子でウロウロしている。 その姿を見かねた大臣がパパス王に進言する。 「少し落ち着いてお座りになってはいかがですかな?」 「う、うむ。そうだな。」 やはり落ち着かない様子のパパス王。 そこへ付き…
<< 第四章 モンバーバラの姉妹 [一覧] エンドールからはるか東の山奥に名もない小さな村があった。 その村に住む人々は決して表には出ず、よそ者を寄せ付けず、ひっそりと暮らす毎日。 村人たち以外はそんな村があることさえ知らないはずだった。 しかし・…
<< 第三章 武器屋トルネコ [一覧] 第五章 導かれし者たち >> これから始まる話は、父親の仇を探し旅をする美しい姉妹の物語。 姉マーニャは踊り子。妹ミネアは占い師。 物語は歌と踊りの町、モンバーバラから始まる。 マーニャがステージで踊っている。 …
<< 第二章 おてんば姫の冒険 [一覧] 第四章 モンバーバラの姉妹 >> ここはエンドールからはるか北にある小さな町、レイクナバ。 この町にトルネコという一人の男が住んでいた。 今は人に使われる身だが、お金を貯めて世界一の武器屋になる、それがトルネ…
<< 第一章 王宮の戦士たち [一覧] 第三章 武器屋トルネコ >> 昔々ある所にアリーナ姫というそれはそれはおてんばなお姫様がいたそうだ。 その国の王様は姫のおてんばさに頭を抱える毎日。 ある朝、姫を呼びつけたのだった。 「姫様!アリーナ姫様!お父…
<< 序章 [一覧] 第二章 おてんば姫の冒険 >> これはバトランドという小さな国の王宮戦士の物語。 ライアンもその王宮戦士の一人だった。 ある朝、王様は戦士たちをお城の広間に呼び集めた。 「これより王様からそなたたちにお話がある。心して聞くように…
[一覧] 第一章 王宮の戦士たち >> 剣士が主人公に稽古をつけているところから物語は始まる。 「どうした?主人公。もう降参かい?」 「そうだな。今日はこのくらいにしておこう。」 「私の役目は早くお前を一人前に育てることだが、焦っても仕方あるまい。…
それは主人公が16歳になる誕生日のことであった。 「おきなさい、おきなさい、わたしの可愛い主人公や。」 「おはよう、主人公。もう朝ですよ。」 「今日はとても大切な日。主人公が王様に旅立ちの許しを頂く日だったでしょ。」 「この日のためにお前を勇…
はるか昔、伝説の勇者ロトの血を引く若者によって竜王は倒され、世界は光を取り戻した。 若者はその後、一人の女性と共に旅に出て、いくつかの新しい国を築いた。 それらの国は、若者の子どもたちによって代々治められたと伝えられている。 そして100年の…
物語は王座の間から始まる。 王が主人公に言う。 「おお、主人公。勇者ロトの血をひきし者よ。そなたが来るのを待っておった。」 「その昔、伝説の勇者ロトは神から光の玉を授かり、この世界を覆っていた魔物たちを封じ込めたという。」 「しかし、いずこと…